カトレアシチー(ヒラリーT) デビュー戦


友駿愛馬第29号は無料提供馬オバマシチー狙いの格安牝馬。

私ほっさんにしては珍しく関東馬だが、

ダイワメジャーを管理していた上原博之厩舎は1度お願いしたかったので実現。

母は3勝馬で私の好きな初仔。

父は安価なサンデー系で母父も実績あり。

目標は2勝。1勝でも御の字。

ヒラリーTのほっさん評価を掲載。

競走馬名がカトレアシチーに決定!!

12月19日までに美浦トレセンに入厩したとのことです。

12月27日に馬名登録されました。

1月5日にゲート試験合格が発表されました。


2月13日 東京2R 3歳新馬 ダート1400m 牝馬限定戦に出馬希望も除外濃厚の為に

2月12日 東京4R 3歳新馬 ダート1600mに出走!!

結局牡馬混合戦に。しかも相手がそれなりに揃っているぞ。

しかし、そんなこととは全く関係なく16着のシンガリ負け/10番人気。

道中ついて行けずに厳しいレース。


レース回顧と時計の分析を掲載。

追い切りの動きはマズマズの水準級だったので期待していたのだが・・・。

(2011年2月13日完結)

2009年9月23日作成

●ヒラリーTが仲間入り!!

 父は種付料が1500万円と言われるUnbridled's Song。母の父は日本でもBMSとして抜群の成績を収めているStorm Catという超良血のオバマシチー。

 当初は通常の募集馬の予定で、一体どれだけの値段で募集されるか話題だったが、あまりにも高額になり過ぎるため、売れ残りを懸念してか、結局無料提供馬に。

 私ほっさんとしても、高額な募集馬なら購入の予定なしも、無料提供馬なら是非欲しいということで、ダブルダンスシチーの時と同じく安価な牝馬、ヒラリーT、メアリーT、ペイリンTの3頭を購入し、オバマシチーを3口ゲットしました。


 というわけでヒラリーTを購入したわけですが、もちろん、単に金額が安かったというだけではありません。

 父は私がもっとも好むサンデー系の格安種牡馬で、私は同じパターンで過去にエスポワールシチー重賞2勝・現役(父ゴールドアリュール)やステップシチー特別戦3勝・現役(父ステイゴールド)を格安で購入し、大儲けしている事実があります。

 サンデー系種牡馬の遺伝能力及び母の父の能力を引き出す力は強く、ヒラリーTの父リンカーンも期待できます。もちろん、GTを勝てるのかといえば、父同様それはないでしょう。しかし、私がこの安価なヒラリーTに望むのは2勝です。そのくらいなら出来ると思っています。

 また、母が3勝馬だと言うのも購入したきっかけの大きな1つです。エスポワールシチーの母も3勝馬でした。母と同様の力を引き継いでくれていれば、そのくらいは勝てるかも知れません。やはり、未勝利の母よりも、競走実績のある母から優れた産駒が出る確率は高いものです。

 更に、私の好きな初仔で、母フラッパーシチーの8歳時の産駒ということで、所謂繁殖黄金期に当たります。当然若い母馬の方がポテンシャルが高く、良い産駒が生まれることが多いです。

 母父のサンダーガルチもBMSとして実績があり、預託厩舎の上原博之厩舎もつい先日までダイワメジャーを管理しており、プレミアムボックスも先日重賞制覇、勢いを感じます。それ以外の実績はイマイチですが、ダイワメジャーで培った大舞台での経験が多いに活かされてくると思っています。


 そんなこんなで、関東所属ということや、馬体や生産牧場など正直気に入らないところもありますが、それを差し引いても金額的にも、無料提供馬付属で最悪代替馬もいただけるということからも大いに得だと判断し購入に至りました。まさに大納得です。

●ヒラリーTのほっさん評価

 では、ヒラリーTの詳しい分析です。


 父   リンカーン  アーニングIDX 1.00 評価 B−
 母   フラッパーシチー 3勝         評価 B−
 母父  サンダーガルチ             評価 B−
 兄弟  初仔                   評価 B−
 生産牧場 幾千世牧場              評価 E
 調教師 上原博之                 評価 B−
 馬体                         評価 B−
 
 総合評価 2.17 評価 C


 父リンカーンは中長距離を得意とした馬で、その父は大種牡馬サンデーサイレンスです。自身はGTを勝つことはできませんでしたが、常にGTでも人気の中心であり、その実力はGT級です。種付料は80万円と実績から安価ですが、サンデー系ということもあり、それなりの産駒を出す可能性も大いにあります。2008年産が初年度産駒ということで、走ってみないとわかりませんが、値段以上の活躍を期待しています。
 上記購入理由のところにも書きましたが、サンデー系種牡馬の遺伝能力及び母の父の能力を引き出す力は非常に強く、父は私がもっとも好むサンデー系の格安種牡馬で、私は同じパターンで過去にエスポワールシチー重賞2勝・現役(父ゴールドアリュール)やステップシチー特別戦3勝・現役(父ステイゴールド)を格安で購入し、大儲けしている事実があります。
 またリンカーン同様にGTは勝てなかったものの種牡馬入りしたディヴァインライトの仔で愛馬のディヴァインシチーも500万を圧勝し、これからというところで屈腱炎を発症しましたが、このように、種牡馬としての評価や値段は安くてもそれなりの産駒を出す馬が多く産駒に2、3勝しか望まない私としてはその活躍で十分です。

 母フラッパーシチーは未勝利勝ちと500万2勝の計3勝ですが、1000万クラスでも3着の実績を残しています。ダート1400mが主戦場で、芝の中長距離が主戦場だったヒラリーTの父リンカーンとはハチャメチャな配合ですが、フラッパーシチー自身の能力がそれなりだったことは間違いありません。

 母父のサンダーガルチは芝で活躍した馬で、日本でのBMS成績は「B−」と平均的な実績を残しています。期待していいでしょう。

 兄弟は初仔の為いませんが、私が初仔や第2仔の評価をあげているのは、母の年齢が若く繁殖としてのポテンシャルが高いからで、このヒラリーTも母フラッパーシチーが8歳と繁殖黄金期の産駒で非常に期待ができます。

 生産牧場は、幾千世牧場で、キョウトシチーとエスポワールシチーという活躍馬がいるものの、全体的な勝率や連対率は非常に低く、10年に一度とてつもないダート馬が出るといったところで、あとは見劣ります。

 預託厩舎の上原博之調教師は預託厩舎のレベルの低さが常に言われる友駿ホースクラブにあって、久々に登場したそれなりの実績のある厩舎です。友駿ホースクラブとの付き合いはここ2年ほどで、ちょうど厩舎の看板馬ダイワメジャーと入れ替えのような感じになります。
 上記にも書きましたように、全体の実績はイマイチですが、ダイワメジャーで培った大舞台での経験が多いに活かされてくると思っています。
 そのダイワメジャーでは安藤勝己騎手でしたが、意外にいい騎手を乗せることが少なく、吉田隼人、田辺裕信、石橋脩、各騎手あたりの起用が多いです。昨年も19勝と、ネームバリューの割に勝っていません。本年も2009年9月23日現在平地で6勝と非常に寂しい数字です。

 馬体は下半身はかなり良いと思います。繋ぎの角度は低く故障は少なそうですし、芝への対応も期待できると思います。もっとも、父も母父も芝で活躍した馬ですから、母はダート馬でしたが、芝を走ってもなんの不思議もありません。飛節はやや大きく瞬発力がありそう。管もやや枯れており、まあまあだと思います。
 しかし、上半身はと言いますと、首差しの角度がやけに高くて距離の融通は利かなさそうで胴の短さからも短距離が主戦場となるでしょう。筋量が少なく華奢に見えます。もしかして初仔ということもあり、かなり馬体重が軽いのかも知れません。背中のラインは良いがお尻が小さいですね。
 というわけで、総合的には「B−」評価と平均やや低めの評価です。

 総合評価2.17で、凄い偶然なのですが、父、母、母父、兄弟、厩舎、馬体と言った項目が全て平均よりも少し評価の落ちる「B−」評価で、総合的には「C」評価ということになります。しかし、繁殖牝馬のレベルの低い友駿ホースクラブにおいて、この総合「C」評価というのは、かなり良い方です。

 というわけで、値段分は取り返せる自信はあるのですが、この値段ですし、同時に購入したメアリーT、ペイリンTのどれか1頭でも勝ち上がってくれればと思っています。ダメでも代替馬の1度は貰えますしね。自分ではいい買い物をしたと満足しています。

 というわけで、期待しております。がんばれヒラリーT!!

これ以降は2010年4月3日に作成

●競走馬名がカトレアシチーになりました

 ヒラリーTの競走馬名はカトレアシチーに決定しました!!蘭科の花の名ですが、父も母も全く関係のない名前です。でも、可愛らしくていい名前ですね。覚えやすいですし。

 しかし、2010年2月現在馬体重は422キロしかなく、これは正直厳しいですね。輸送も苦労しそうですし、強い調教が出来ないかも知れません。デビュー時には450キロ程度になってくれればいいのですが、デビュー前に強い調教を課せられて422キロよりも馬体重が減っての出走なら大変厳しいでしょう。

これ以降は12月22日に作成

●美浦トレセンに入厩しました!!

 12月22日に更新されましたクラブ公式HPカトレアシチーの近況報告では我らが愛馬カトレアシチーは先週美浦トレセンに入厩したということです。

 相変わらず遅過ぎる情報更新ですが、馬名登録されてない時点ではなかなか詳細な移動の情報まで我々には入ってきません。

 先週ということは12月19日までには入厩したということになります。なにはともあれ嬉しいですね。ずっと体力不足と言われ続けてきましたから、正直入厩はもっともっと遅くなると思っていました。
 今回もゲート試験まででまた成長を促すなどという理由で放牧に出されるのでしょうが、ゲート試験を受からないことにはデビューもあり得ないですからね。

 いい動きを見せてくれることを期待します。

これ以降は12月27日に作成

●馬名登録されました!!

 我らが愛馬ヒラリーTは12月27日にカトレアシチーで馬名登録されました。これで詳細な入厩・放牧情報や追い切り情報を入手することができます。

これ以降は2011年1月6日に作成

●ゲート試験合格が発表されました

 1月5日に更新されましたクラブ公式HPの近況報告で、我らが愛馬カトレアシチーが今週ゲート試験に合格していたことが発表されました。相変わらず、そんな有り難い情報は”当日更新せぃ”と文句はありますが、やはり嬉しいですね。

 どうやらこのままデビューを目指すようですので、1月中、或いは2月上旬にはデビュー戦を迎えられそうです。これから強い追い切りで負荷をかけていくわけですが、良い動きを見せて欲しいですね。楽しみです。

これ以降は2月1日に作成

●デビュー戦は2月5日 東京2R 3歳新馬 ダート1300m或いは2月13日 東京2R 3歳新馬 ダート1400m 牝馬限定戦

 2月1日に発表されましたクラブ公式HPカトレアシチーの近況報告によりますと、我らが愛馬カトレアシチーのデビュー戦は

2月5日 東京2R 3歳新馬 ダート1300m 或いは
2月13日 東京2R 3歳新馬 ダート1400m 牝馬限定戦

であるということです。

 まさに、私が当サイトの独り言のコーナーで書いた通りになりました。関東は現在新馬戦での除外馬が多く、一度除外されて除外の権利を持っていないとなかなか出走できません。

 上原博之調教師も本線は2月13日の限定戦と言う事ですが、除外の権利獲りの為に今週出馬投票をするとおっしゃっています。仮に5頭枠などで出馬に至ってしまっても、追い切り本数もそれなりですし、動きも良化していますし、ある程度の力は出せるでしょう。

 私も13日の限定戦がベストと思いますが、そこは特に出馬投票ラッシュになるでしょうから、今週から投票していくしかないでしょう。意見が一致して嬉しいです。


 さて、今週出走になるのか、それとも予定通り除外の権利が獲れて来週出走できるのか。木曜日が楽しみです。騎手は13日の方が良い騎手を確保できるでしょうね。

●気になる出馬想定表(2月5日 東京2R)

出馬想定表 2月5日 東京2R 3歳新馬 混合 ダート1300m
フルゲート16頭 全47頭
馬名 騎手 追い切り
アソルータ
オービーレディー
オリオンザジョケツ
カイカセンゲン
カトレアシチー
キャラウェイ
キュートアイ
キョウエイショウリ
キンイロノカゼ
クニノガンバレー
ケージーアミーガ
サイウン
サトノモンスター
サルバドールロマン
サンクスギビング
シスタームーン
スモールキング
ダイワジョリー
チョッパー
テイエムアイリス
テンヤードスカート
トーセンファミリア
トキメキハルカ
ドガ
ナスハヤブサ
ニシノシトラス
ニシノラメール
ノカゼ
ハイタッチレディ
バタフライ
ビーナスオンシェル
ビーラヴリー
フレンチミシル
ベルモントアダム
ベルモントカントル
ベルモントディーバ
ベルモントメッシ
マイネルホークアイ
マキノチェアマン
マンボフェスタ
メイショウゴウヒメ
メジロアザミ
ヨアケノミュー
ヨシサリイ
リーサムアンサー
リッシュビスティー
レンウン

 5頭枠がありますので、絶対はないですが、かなりの確率で除外ですね。

●予定通り出馬投票し、除外権を1つ確保

 来週の13日の牝馬限定戦が本線で、除外権の欲しかったカトレアシチーは予定通り5日の東京2Rに出馬投票。

 31頭もの非当選除外馬の中に入り、無事除外権を1つ獲得しました。

 それはめでたいことですが、こんなに除外権を持った馬が多いと、来週も出走は微妙ですね。

これ以降は2月9日に作成

●併せ相手のスプリングエルボはデビュー戦シンガリ負け

 カトレアシチーの併せ相手スプリングエルボは2月6日 東京5R 芝2000mでデビューしました。結果は13頭立て12着。1頭は競走中止ですから、実質シンガリ負けでした。このレースの勝ち馬は、先週当サイトで散々書きました私の愛馬アフロディーテです。

 併せ馬というのは、概ね同等の馬、或いは同時期にデビューする馬同士で併せられることが多く、スプリングエルボを物差しとして考えるとカトレアシチーも苦戦が予想されます。

 しかし、調教では常にカトレアシチーの方が動きは良かったですし、スプリングエルボは芝のレース、カトレアシチーはダートと全く異なります。ですから、簡単には言い切れませんが、正直、スプリングエルボにはもっと走って欲しかったですね。

●追い切り情報(2月9日更新)

1月9日 美浦南W 良馬場 馬なり余力

助手
3F 43.3
1F 14.4[7]


1月14日 美浦南W 良馬場 馬なり余力

助手
5F 71.2
4F 54.3
3F 40.8
1F 14.0[5]
スプリングエルボ(3歳新馬)一杯の内を追走同入


1月19日 美浦南W 良馬場 一杯に追う

助手
6F 86.7
5F 70.7
4F 55.5
3F 40.7
1F 13.9[6]
アナクレオン(3歳未勝利)末強めの外を1.3秒先行0.4秒遅れ


1月21日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 65.4
3F 48.0
2F 31.2
1F 14.7


1月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 54.6
3F 40.4
2F 26.7
1F 13.4
スプリングエルボ(3歳新馬)一杯を0.2秒追走同入


1月26日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
5F 65.6
4F 52.1
3F 38.0
1F 12.6[5]
スプリングエルボ(3歳新馬)一杯の内を0.4秒追走0.1秒先着


1月30日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 74.6
4F 58.9
3F 43.9
1F 14.7[5]
スプリングエルボ(3歳新馬)馬なりの内を0.4秒追走同入


2月2日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
5F 66.3
4F 51.8
3F 38.0
1F 12.4[5]
コスタパルメーラ(3歳未勝利)馬なりの内を1.3秒先行同入


2月9日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 54.1
3F 39.4
2F 26.0
1F 13.3
ニシノシトラス(3歳新馬)馬なりを0.2秒追走同入
 1月9日、初めて追い切り時計を計時しました。まだ15−15程度ですが、これからの動きに期待したいですね。

 1月14日、15−15強で長めに追われました。まだ時計を詰めていく段階ですので、何とも評価できませんが、順調で何よりです。

 1月19日、既走馬相手とはいえ、1.3秒も先行して0.4秒も遅れですか・・・。はぁーーー。これは走らない気がしてきました。もちろん、これからまだ時計を詰めていく段階ですが、牧場でもずっと成長待ちの状態でした。言っている意味が良くわかる気がします。現状、セシリアシチー以上とは思えません。マリアンヌ級の気がします。

 1月21日、16−16程度ですが、終いが1F15秒を若干切ったので、追い切り時計になりました。

 1月23日、やっと少しマシな時計を計時しました。今週の水曜日あたりに強く追ってどのような動きを見せるかですね。もう来週か再来週には出走しますね。

 1月26日、最内とはいえなかなかの時計を出しました。終いまでしっかりとしていますし、これなら未勝利クラスでは期待できるでしょう。併走相手とは内外で差はありますが先着できていますし、流石は母が3勝馬の仔です。
 そして昨日のクラブ公式HPの近況報告でもありましたように、慌てず馬の状態に合わせてじっくりと乗り込んでくれる上原博之師のやり方にも非常に好感が持てますね。これで走らなければ馬の能力と納得できます。
 来週か再来週あたりにデビューできると思いますが、正直、かなり期待度がアップしました。

 1月30日、15−15で追い切られています。次回、水木あたりの強めの追い切りで能力がはっきりとわかりそうです。26日の追い切り内容がよかったですし、期待しています。

 2月2日、3歳未勝利馬相手に内を1.3秒も先行して同入はなんとも情けないですが、相手が5F65.0−12.4でかなり良い動きです。これから見てもカトレアシチーは現状勝ち負けクラスまではいかないと思います。デビュー戦6着だったセシリアシチーと同程度かと思います。それでも勝ち負けの夢は見ることが出来るので嬉しいですが。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。時計はまずまずなのですが、如何せん馬場の最内を通ってのものですし。しかし、力は出せるでしょう。

 2月9日、いまだ除外の可能性がかなりある為に馬なりでの調整です。正直、思ったほどの動きではありません。やはりギャロップ誌で名前が出ないわけです><。追い切りだけですと、セシリアシチーと同じくらいの着(6着)ではないかと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は先週と変わらず「B−」です。うーーん、もっといい動きを見たかった。

●気になる出馬想定表(2月13日 東京2R)

出馬想定表 2月13日 東京2R 3歳新馬 牝馬限定 ダート1400m
フルゲート16頭 全29頭
馬名 騎手 追い切り
アトムウィナー
オービーレディー 除外権2つ
オフ
オリオンザジョケツ 除外権1つ
カイカセンゲン 除外権1つ
カトレアシチー 除外権1つ
キュートアイ 除外権1つ
クリノワンチャンス
ケージーアミーガ 除外権1つ
サイウン 除外権2つ
シスタームーン 除外権2つ
スマートレモラ 除外権1つ
スマイリングムーン
テイエムアイリス 除外権1つ
トーホウソング
トキメキハルカ 除外権2つ
ノカゼ 除外権1つ
パヤドール 除外権2つ
フジピュアハート
プリティピンク
ベルモントカントル 除外権1つ
ベルモントディーバ 除外権1つ
メイショウゴウヒメ 除外権1つ
メジロアザミ 除外権2つ
メリーチャン
ヨシサリイ 除外権1つ
ランニングハイ
レッドフィオーレ
レンウン 除外権1つ

あくまでも、この想定表の通りに出馬投票が行われればの話ですが、除外権を2つ持っている馬は出馬投票すれば出走は確定です。

フルゲート16頭に5頭枠を引くと11枠。除外権を2つ持っている馬の数6を引くと5枠。この5枠を除外権1つの馬で抽選します。

除外権を1つ持っている馬はカトレアシチーを含め13頭ですから、5枠を13頭ということで、ここでの当選確率は2分の1もありません。

ここで非当選になった8頭は、残る除外権のない10頭を含めた18頭で5頭枠を争う事になります。

正直、カトレアシチーの出走確率は2分の1以下で、当然良い騎手を確保することは難しいでしょう。しかし、ここがベストレース。是非出たいですね。

これ以降は2月10日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 2月12日 東京4R 3歳新馬 ダート1600m 全16頭
馬名 騎手 追い切り
ウエスタンダーツ 内田博幸
オーゴンキング 御神本訓史
カトレアシチー 大庭和弥
カワキタロイ 中谷雄太
ゲルマンシチー 北村宏司
サクラエスパーダ クラストゥス
ジャガンナート M.デムーロ
ジャパンラプソディ 小林淳一
ハイタッチレディ 田中勝春
パクサ 武士沢友治
パンジャ 松岡正海
マキノチェアマン 菅原隆一
マシェリーアンジュ 蛯名正義
ミラクルプラスワン 吉田豊
レオジュピター 三浦皇成
ワスカラン 石橋脩

結局、上記の出馬想定表のように、牝馬限定戦は出走が厳しいことから、牡馬との混合戦に回りました。うーーむ、相手も揃っているし正直厳しい・・・。

●東京ダート1600mコース解説

 東京ダ1600mは、東京芝2000mと同様にしばし物議を醸すコース設定。03年にコース新装が行われたが、前者はその状況が是正されなかった。
 いまだに抱える欠陥要因は、スタート地点。2コーナー奥の芝部分からスタートすることになるのだが、脚をすべらせてダッシュがつかないことがある。
 また、内枠と外枠とでは芝を走る距離が違うが、あるトップジョッキーの話だと、その点はあまり関係ない(騎手は気にしていない)ようだ。
 むしろスタート地点そのものに問題があり、芝が得意でない馬にとっては不安材料なのだ。
 まずはスタートで好発をできるかが勝負の分かれ目。出遅れたらほぼ終わり。致命傷になる。
 ダート戦なので基本的には逃げ・先行が有利だが、1300mや1400mに比べて数字はガクンと落ちる。
 中団からの差し馬も互角で、最後は決め手勝負になる。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント スタート、決め手
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ジェイドロバリー、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、蛯名正義、柴田善臣、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分41秒1 1分40秒2 1分40秒9
2歳未勝利 1分40秒3 1分40秒4 1分39秒2 1分39秒9
2歳500万 1分38秒6 1分41秒5
3歳新馬 1分41秒1 1分42秒4 1分40秒4 1分40秒1
3歳未勝利 1分40秒2 1分39秒7 1分39秒6 1分39秒6
3歳500万 1分38秒9 1分38秒1 1分38秒1 1分37秒6
3歳オープン 1分37秒0 1分38秒9 1分36秒7
古馬500万 1分38秒9 1分38秒5 1分38秒1 1分38秒3
古馬1000万 1分37秒8 1分37秒4 1秒37秒3 1分37秒5
古馬1600万 1分36秒7 1分36秒5 1分37秒4 1分36秒0
古馬オープン 1分35秒8 1分35秒6 1分35秒3

●騎手は大庭和弥騎手 ほっさん評価「E」

 大庭和弥(おおばかずや)騎手は岩手県出身、1982年9月13日生まれの28歳。フリー。美浦所属。デビュー11年目。2011年2月10日現在、JRA通算98勝。内、平地は72勝、勝率3.1パーセント、障害は26勝、勝率8.8パーセントと障害戦の方が成績は良い。重賞勝ちはまだない。相性は「オーバ」。

 1998年、JRA競馬学校騎手過程に第17期生として入学する。同期には川島信二、小坂忠士騎手らがいる。

 2001年、JRA競馬学校騎手課程を卒業し騎手免許を取得する。デビュー時の所属は嶋田潤厩舎だった。初騎乗は3月3日、中山競馬第3競走でセタノホフラキで16頭中15着だった。初年度は100戦して未勝利だった。

 2002年2月3日、東京競馬第7競走でカオリハイパーに騎乗して初勝利をあげる。デビューから約1年後のことであった。8月25日、新潟競馬第5競走でカチケンザンに騎乗し、障害競走初勝利を挙げる。

 2005年5月20日付けでフリーとなる。

 2009年5月3日の東京競馬で落馬して右手関節内を粉砕骨折したが、2か月後には復帰。


 「必死に追う姿は印象的。ただ、押し出すタイミングはひと息だし、十分なパワーがあるわけでもない。差しに回るケースがほとんどで、内を狙ってハマると突っ込んでくる。2008年には14590円、11220円、6330円、5860円と単勝高配当を連発した。障害戦で人気馬に乗った時はスムーズに前で運んで結果を出してくる。」(佐藤祐樹元騎手)

 イメージ通りの穴ジョッキー。狙いどころは定めづらい。


 好物はラーメンで、自身のブログに写真や味の評価を載せている。「穴の大庭」としてファンから認知されており、穴を開ける事も多い。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が4回目ですが、まあ人気通りといったところです。今回は穴の大庭は見られるでしょうか。本年はここまで34戦0勝、連対率2.9パーセントと厳しい状態ですが・・・。
 ほっさん愛馬での成績


2007年11月17日 ギムレットシチー 2歳新馬 東京芝1400m    7着/9番人気
2009年11月 1日 レイアシチー   500万下 東京ダート1600m 13着/11番人気
2010年 1月 8日 マドラスシチー 3歳未勝利 中山ダート1800m 16着/16番人気

これ以降は2月11日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
レオジュピター
パンジャ
カトレアシチー
ジャガンナート △△
ウエスタンダーツ
ゲルマンシチー
パクサ △△
ワスカラン △△
マシェリーアンジュ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
レオジュピター 3.5
パンジャ 4.5
ウエスタンダーツ 5.9
ワスカラン 7.4
ジャガンナート 7.8
マシェリーアンジュ 11.7
パクサ 17.9
ゲルマンシチー 18.1
カトレアシチー 19.0
サクラエスパーダ 23.7
ハイタッチレディ 30.8
以下32倍以上省略

デイリー馬三郎

予想印

◎ ジャガンナート
○ レオジュピター
▲ パンジャ
△ ゲルマンシチー

以下省略

カトレアシチーは無印

●各陣営のコメント

カトレアシチー

 「坂路で水準級の動きを見せているように力は出せる仕上がり。初戦から差はないはず。」(上原博之調教師・デイリー馬三郎)

ゲルマンシチー

 「12月に馬運車で暴れて取り消したが、その影響なく仕上がった。パワーある馬ですよ。」(池上助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 カトレアシチーはそれなりの追い切りだと期待していましたが、牡馬との混合戦であるここに入ると正直見劣りしますねぇ。サクラエスパーダやパンジャの方がはるかに動きが良いですね。

 上原博之調教師は強気ですし、期待します。私の着予想としては8着前後と思います。

これ以降は2月13日に作成

●レース 

 カトレアシチーのスタートは良く二の脚も付きますが、ダートコースに入り失速。道中は追走に一杯でズルズルと後退。12番手のラチ沿いを追走します。しかし、そこからもズルズルと下がって3角手前のペースが上がるところでは全くついて行けずに失速。流れ込んだだけでそのまま最後方で入線します。

 まだ敗因はわかりませんが、ダートは向いていないような気がします。次走は期間を空けてでも芝にして欲しいなぁ。

●時計の評価

 東京ダート1600mの3歳未勝利クラスの走破時計は1分41秒あたりですから、今回のカトレアシチーの1分45秒4稍重馬場という時計は遅過ぎる時計です。最下位も当然です。

●今後の展望

 これといった敗因がないのであれば、ダートは無理でしょう。芝で無理なら諦めも肝心と思います。そのくらい悪い内容でした。

●最後に

 母が3勝馬ということで期待していましたが、成績の振るわない父リンカーンの悪いところが出てしまっているのでしょうか。道中全くついて行けず、最後も伸びる脚もなく、非常に厳しい内容でした。

 しかも小柄な牝馬の初戦は大概走るもので、今回の大敗は大変深刻です。次走は叩いた上積みもほとんどないでしょうし、何かきちんとした敗因でもなければ勝ち上がりどころか、出走奨励金も望めないでしょう。

 
 このレースでの唯一の救いは、勝ったのがシチー馬のゲルマンシチーだったということです。シチー丼の馬券を隠し持っていた私としては聞いていたラジオでカトレアの声を待ちましたが、直線ではひと言も呼ばれず。終わってみれば蚊帳の外の最下位でした。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年9月23日作成 2010年4月3日、12月22日、27日、2011年1月6日、10日、14日、19日、23日、26日、30日、2月1日、3日、9日、10日、11日、13日加筆

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